アナカンプセロス コンプトニーの実生・種から育てた記録 ～ Anacampseros comptonii

アナカンプセロス属の最小種であるコンプトニー(Anacampseros comptonii)の実生の記録になります。

現在ショップの方で種子を販売していますので、育ててみたい方は在庫があるうちにどうぞ。　売り切れました

＞アナカンプセロス・コンプトニーの種子販売ページ

２０２１年の入荷の目処はコロナの影響で立っていません。入荷しましたらメルマガでお知らせします。

２０１９年９月にコンプトニー播種

コンプトニーは成長した株でも2~3cmと小さいですが、種子も大変小さいです。

上の種子の写真はマクロ撮影にて撮っていますので、肉眼で見ると小さい点にしか見えません。

この種子は、２０１９年３月にNieuwoudtville(ニーウヴォウトヴル)にて採取されたものを南アフリカから輸入しました。

当初は20粒ほどと少ししか入手できませんでしたが、その後多くの種子を園主のご厚意で譲っていただけたものです。

播種用土

種子も株も小さいため１年間は植え替えをしないと思い、下に赤玉小粒、軽石、有機物、緩効性肥料(かんこうせいひりょう)、パーライトなどを混ぜ合わせたもの。（保水性が少し高いように配合しました）

表面には、肥料分を含んでいない種まき用の市販用土を使用しています。

播種後の水やり

水やりは上から掛けると小さい種子が地中奥やどこかに飛んでしまうため、基本腰水がおすすめです。

鉢が入る容器・受け皿に水をはり、常に土が湿った状態をキープします。

ただし腰水の高さ（水量）が多いと、表面まで水がジャバジャバになってしまい、種子が腐ったり、発芽しません。

湿っている程度の状態がベストかと思います。これはアナカンプセロス コンプトニーに限らず、リトープスやコノフィツムの実生のやり方でも同じです。

２０１９年１０月頭のコンプトニーの発芽状況

９月終わりに撒きましたアナカンプセロス コンプトニーの種子から順調に発芽し１０月頭にはほぼすべての種子から芽がでました。

おおよそですが、今回の種子は９０％以上の高発芽でしたよ

上記の写真もマクロ撮影ですので、2ミリあるかないかくらいの大きさになります。

２０２０年２月終わりのコンプトニーの状態

２月２０日に撮影した、アナカンプセロスコンプトニーです。

１０月よりもしっかりした株になっているかと思います。

腰水は１１月くらいにはやめていたと思います。ただ、噴霧器で常に湿っている状態をキープしていました。

朝に水やりをしていますので、２日や３日に１回の割合で最近は水やりを行っています。

発芽したあとは水を切らさなければ丈夫な気がしています。

もう少し暖かくなってきましたら徐々に水やりの頻度を下げて乾燥になれさせていこうと思います。

種まきから１０ヶ月ほど　８月６日

前回の２月より格段に大きくなったのが分かるかと思います。
それでも名前の通りすごく小さい植物ですが・・・

この鉢で２．５寸鉢ですからね

葉が３枚ないし４枚展開しています。

ここからカッコよくなっていきますので、非常に楽しみですね

まだ小さいので、アップバージョンも載せておきます。

種まきから１年１ヶ月ほど　１０月１６日

アナカンプセロス・コンプトニーの種子を撒いてから、１年とちょっとが経ちました。さすがコンプトニーの名の通りとても小さいです。現地株のようになるには何年かかるのでしょうか。楽しみです

気温がだいぶ低くなってきましたので、目に見えて大きくなっています
今年の冬で塊根部分が少し見えるようになるととても嬉しいですね

引き続き、大事に管理していきたいと思います

２０２１年２月２６日の記録

一気に大きくなりましたね！
かっこかわいいです

塊根が確認できました、今年咲くのでは！と期待大です。

2021年5月7日につぼみを確認

１株からだけですが、種から育てたコンプトニーに蕾が出来ていました。

いつ咲くのか見ていますが、いっこうに咲きません。。。咲いたら写真に収めたいと思います。

2021年8月18日　たくさんの蕾

台風の影響か、最近８月とは思えない気温、天気が続きます。その影響でしょうか、コンプトニーにたくさんの蕾が見られます。

これだけの蕾がありますが、未だに花は見れていません。夜咲くのでしょうか。ハウスに行くときに見ていますが、なぜでしょう。

別角度のコンプトニー実生株。立派です。植え替えせずにここまで来ました。置き肥を適時行っていますが、流石にそろそろ植え替えたほうがいいですね。

以上がアナカンプセロス コンプトニーの実生データになります。また月数が経ちましたら追記にて経過をアップしていきます。

成熟した株では、３万円以上する大変希少なアナカンプセロス　コンプトニーでした。

＞アナカンプセロス・コンプトニーの種子販売ページ