管理開始年の写真で現在は更に大きくなってきています。
チレコドン・ペアルソニーの現地写真。株の広がり方が魅力的。
科名 | ベンケイソウ科 |
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属名 | チレコドン属 |
生息地 | 南アフリカ |
和名 | 白象 |
成長期 | 冬型 |
寒さ耐性(USDA) | 9b-11b |
太った、どっしりとした塊根から出ている短い枝が特徴的なチレコドン・ペアルソニー。
また葉が落ちる夏になると、葉が落ちた部分が白く残る習慣があります。
USDAは、9b-11bとなっていますが、冬は5度を下回らないように管理したほうが、良いと私は考えています。
ただ、置き場は外ですので0度によくなっています。
寒さに強いチレコドンですが、やはり寒すぎると成長が止まってきます。当園は、北陸にありますので、冬は基本的に曇りもしくは雪です。日中の日差しも期待できませんし、夜中になると0度近くになります。
なので、最低気温が連日3度あたりを下回るようになると温室に移動しています。12月半ば~2月半ばまでは、温室でチレコドン・ペアルソニーを管理しています。
ペアルソニーの実生株・現地株・種子の販売について
チレコドン・ペアルソニーを育ててみたい方へ、実生苗や種子、現地株を販売しています。(売り切れの際はご容赦ください)まだまだ生産が追いついていません。
ペアルソニーの種子を購入したい方は、下記の販売ページよりご購入ください。
2021年中に南アフリカよりペアルソニーの種子と現地株が届く予定となっています。コロナの影響で南アフリカで厳しい規制がかかったりと輸入状況が悪く流れました。
2022年に輸入できるよう交渉しています。
販売開始のタイミングは、公式メルマガにてお知らせ致します(まだご登録が済んでいない方はぜひ)
現地株・実生苗の販売
稀に現地株・現地球の販売を行っています。販売の告知も、メルマガにてお知らせしています。
2022年1月に数個販売したいと思います。現地株ですが、発根も完了し、いい感じに仕上がってきました。
発芽してから1年ほど経ち、今では葉がわさわさと茂っています。
当園の親株、チレコドン・ペアルソニー(Tylecodon pearsonii)の成長記録
親株として輸入したチレコドン・ペアルソニー(Tylecodon pearsonii)です。
発根管理も終わり、発根済みとなりました。葉も展開しつつあります。
ただ細かな枝が輸入により折れているのが残念。
形・大きさとも最高で、今後に期待できるチレコドン・ペアルソニーです。
安定してペアルソニーの種子と実生苗を出せるようにするのが、プラントブラザーズでの当面の目標になります。
この株に使用しているプラ4号鉢は通販ショップにて販売しています。
2021年2月末撮影のペアルソニー。日照不足で徒長しています。。。ただチレコドンは落葉性なので、また秋に頑張ります!
2021年12月 6号鉢へ植え替え
2020年の写真と比べると成長したのが分かりますね!
2年ほど4号鉢でペアルソニーを管理していましたが、流石に株がはみ出すぎていますので、6号鉢に植え替えしました。
鉢とのバランスが良くなりました。次は尺鉢でしょうか!楽しみです。
これからもペアルソニーの成長記録つけていきますので、お楽しみに!記録を残しておくと見返したときに育ったな。と実感できますね。
チレコドン・ペアルソニー白象の花
もう少しで咲きそうなペアルソニーの蕾。5月25日撮影。
万物想の花とは全然違いますね。大きい花です。
チレコドン・ペアルソニーの育て方
チレコドン・ペアルソニーの育て方をまとめました。
※記載した内容は、当園でのペアルソニーの育て方の一例です。育てる地域、用土構成、風通しなど環境により、地域に合わせた育て方をご自身で探求してください。
※また現地株の場合は、発根管理が終わり、十分な根が展開している株を対象とした育て方です。発根管理中は、別の育て方・管理になります。
日当たり・置き場所
ペアルソニーは、成長期(秋~冬~春)にしっかりと日光を当てましょう。長時間日光が当たる場所が良いです。
日照時間が長い場所を探して置いてください。ただし、雨ざらしはおそらく枯れます。希少な植物なので試したことが無いのですが、おすすめはしません。チレコドンは冬型ですが、常に濡れていると風邪を引きますので、ご注意ください。
夏は、半日陰や遮光30%~50%をした場所に置きましょう。またその際、風通しも重要になりますので、日光ばかり気をつけるのではなく、風の通りが良いところも重視して置きましょう。
また先程も書きましたが、寒すぎる日(最低が3度を下回る)日は室内窓際や加温してある温室に取り込みましょう。安全です。野外の雨に当たらないところに置いてあるペアルソニーが夜間-1度や-3度になっても生きていますので、大丈夫かとは思いますが大事な株なら相応の手間をかけてあげてください。
水やり
チレコドン・ペアルソニーの育て方で一番気になるのが水やりについてかと思いますが、ペアルソニーの水やりは、そこまで難しくありません。
成長期の秋~冬~春は、鉢内の用土が乾ききる前に鉢底から水がたくさん流れるまでやります。
ただ、水やりのタイミングはしっかり図ってください。事前に、天気予報を確認し、2,3日は連続して晴れているときの朝にあげます。そうすることで雨や雪が降り始める前にある程度鉢内が乾きます。
ただし、大事な話ですが、外管理で夜中に氷点下になる日は、鉢内がなるべく乾いていたほうが良いので天気予報・温度に注意して水やりをします。
寒すぎる日は、室内に入れるなど置き場を変えてあげてください。
夏は断水をすると多くのサイトで書かれていますが、当園では断水はしません。2,3週間に一度水をやっています。今のところこの育て方でペアルソニーは枯れていません。
植え替えの時期・タイミング
ペアルソニーの植え替え時期は、夏終わりが良いかと思っています。葉が本格的に展開する前。
ただ、植え替えの際に、根はあまり傷めないようにそのまま鉢のサイズだけ変えています(鉢増し)。冬でも植え替えできますが、植え替え後しばらくは10度以下にいかない環境においてあげましょう。
基本的に気になったときに植え替えをしてあげればよいかと思いますが、頻繁に植え替えをしないようにします。2年に1度くらいで良いかと思います。
植え替え用の土
当園では、パキポディウムやチレコドンはほとんど同じ構成の土を使っています。
排水性重視です。
上記のような用土を使っていますが、排水性が良くなるように赤玉主体で軽石など排水性がよくなる資材を入れてご自身なりの土を作ってみてください。
ただ、あれもこれも良さそうだからと加えるとお金がかかりますのでご注意を。。。
花・開花時期
開花時期は、5月から7月あたりに咲きます。観賞価値は低いですが、種を取れるかも、と思うと花を咲かせるのが楽しみでなりません。
発根管理
ペアルソニーのベアルート株は私は乾燥気味で発根管理します。直射日光はNGです。扇風機やサーキュレーターで風を少し動かします。
また、夏の間は発根管理が難しいので、夏終わりや冬終わりに購入したほうが良いと思います。購入する時期についてもご留意ください。
温度
ペアルソニーの冬の最低気温は、5度以上を確保すると成長もするので、良いかと思います。連日夜間0度やマイナス気温になると成長しづらいです。大きくしたい方は、相応の温度帯に置きましょう。
ペアルソニーの増やし方
ペアルソニーは、挿し木と種子で増やせます。何株かもっていますと種子を作れますので、実生が面白いです。
1mmほどの小さい種子から小さい芽がでて、どんどん大きくなっていきます。見ていて飽きませんので、ぜひ種を手に入れることが出来た人は実生にも挑戦してください。
プラントブラザーズ:編集・投稿
プラントブラザーズは、福井県で塊根植物を育てています。
育てた実生苗や現地株を各ショップにて販売中。「ヤフー店」「公式ショップ」。
また世界各国から希少な種子を仕入れていますが、少量のみのためすぐに売り切れてしまうことが多いです。
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